2017.08.22

親子で遊ぶ初めてのカードゲームは「レターズ」が良いかも!

はじめまして!パパスマイル代表の永田です。「パパコラム」と題し、パパライターさんたちと私が共同でコラムを連載いたします。
第1回は、我が家で楽しんでいるカードゲーム「レターズ」をご紹介します。

レターズとは

『レターズ』パッケージとカードたち

『レターズ』は、文字や数字がわからなくても遊べるペア合わせを基本としたカードゲーム。森の郵便屋さんになったプレイヤーは、どうぶつたちに手紙を届けます。
手紙は宛先のどうぶつカードを引いて絵が合えば配達完了。いち早く手持ちの手紙をすべて届けた人が勝ちです。

特徴

レターズの特徴クラウドファンディングMakuake掲載の紹介画像より

① 絵柄がわかりやすく、かわいい。文字や数字を使っていないので読めなくても平気。
② ルールがシンプル。運要素が強いがちょっとした戦略も楽しめる。
③ 小さい手で手札を持たなくても良い、平置きオープンスタイル。
④ 厚めでしっかりとしたカードで小さい子供でも曲げにくく扱いやすい。

きっかけ

私夫婦は元々ボードゲームやカードゲームが好き。
娘が3歳の後半になり、家や保育園であいうえおカルタや絵合わせ、簡単なすごろくをやっているのでそろそろ何かボードゲームができるかなと高円寺にあるボードゲーム専門店「すごろくや」へ。
子供向けボードゲームの多くは4歳〜となっているものが多い中で、妻が絵柄と「はじめてあそぶカードゲーム」というパッケージの触れ込みに惹かれて手に取りました。
娘もかわいいパッケージイラストに「やってみたい!」と興味津々。それならばと購入しました。

実際に遊んでみました

プレイヤーそれぞれに手札として4枚ずつレターカード(青)を配ります。宛先どうぶつが描かれたプレイカード(赤)は伏せて山札とします。
配られたレターカードを手元で開いて並べ、同じ宛先のものは重ねておきます(まとめて配達できる)。
レターカードには宛先のどうぶつにちなんだ封がついた手紙とシルエットが描かれています。
どのどうぶつ宛てか簡単にわかり、「これはうさぎさんあて」「くまさんのははちみつついてるね」と会話も自然に出てきて楽しい気分が盛り上がります。

クマ、キツネ、カエル、ウサギに配達するのが私の仕事
レターカード(上)とプレイカード(下)

順番にプレイカードを山札から引き、レターカードの宛先のどうぶつを引いたらその手紙は配達完了。捨て札にします。
途中、「ツバメが手紙を届けてくれちゃう(いわゆるワイルドカード)」カードや「風にとばされて他のプレイヤーに手紙が行ってしまう(いわゆるなすりつけ)」カードなども登場し、進行にちょっとしたアクセントがあります。
そして娘から「おとうさんに、きつねさんのお手紙が飛んでいっちゃった!」と手札を増やされる私…。
子供は説明しなくても、手札が少ない方の大人を妨害するなどなかなか「わかっている」行動をするところが面白いですね。

私の手札が増えたのを見て意気揚々とカードを引く娘の手
手紙を拾った!、ツバメが配達してくれた!、手紙が飛ばされた!

順番に手を進めて行き、娘のレターカードが残り1枚になったので「リーチ!」と宣言。カードゲームでは基本となる、手札の枚数を意識させることもちゃんと盛り込んであり、ルールの完成度は高いです。
そのまま次の手で見事に残っていたクマを引き、娘が一位で勝利。「いっちばーん!」と大喜びでした。

基本的には山札からの引き(ツモ運)が進行の7割を左右するゲームです。
そのため小さな子供でも勝つことができ、負けても悔しすぎない(次は勝てそうだと思える)ので、初めてのゲームとしてとてもバランスが良いと思います。

購入から時間が経ちましたが、我が家ではみんなの時間ができると今も遊んでいます。

ゲームの準備は子供にも参加してもらうといいかも!

ゲームの準備は大人がサクサクとやってしまいがちですが、せっかくですのでお子さんにも参加してもらい、準備から片付けまでまとめてひとつの遊びにすると良いかなと思います。意外と楽しんでやってくれますよ!

(a) レターカードを配ってもらおう

カードが厚いので、子供でもプレイヤーに手札を配りやすいです。一緒に「おかあさん、おとうさん、子供ちゃん、おかあさん…」と配る順を口にしながら配ってもらってみてください。我が家では配っているカードの中身はなんだろう?という思いもあって、ワクワクしている姿が見られました。

(b) カードをシャッフルしてもらおう

子供の小さい手では大人のようにカードの束をもってトランプのようにカットはできませんよね。そんな時はカードを伏せて手元で4つのまとまりに配って、できたカード束を1つにまとめると、子供でも綺麗に中身を混ぜることができます。
ちょっとした達成感ができるようで「わたしが混ぜたんだからね!」と得意になってくれますし、自分で混ぜた山札からカードを引くので、希望しないカードが来ても「自分で混ぜたものだから、欲しいのが来なくてもしょうがないなあ」とも思ってくれるみたいです。

(a)配りながら、どの手紙が来るかなーと楽しみな様子
(b)慣れるとカードのシャッフルも上手くできるように

ゲーム好きなパパの視点

成長して子供の勝ちたい気持ちが大きくなってきた時にはカウンティングのような、捨て札にある宛先どうぶつの枚数を暗算して山札からどのどうぶつが出てきやすいかを予測するようなテクニックを気づかせる事にも使えるなと思いました。
引きの運要素が強いのでカウンティングしてもそこまで勝率があがるかというとそうでもないのですが、それでもカードゲームの醍醐味の一つを知るには良いと思います。

おわりに

家族みんなで遊べるボードゲーム/カードゲームは、夜寝る前などテレビやスマホの画面を見ると刺激になって眠りにくくなる頃合いの遊びにも良さそうです。
我が家ではベッドルームでの絵本読み聞かせ前に遊んで、両親と楽しく遊べたという満足感を得てベッドについてくれる事もあり、重宝しています。

『レターズ』について

デザイン
モクムクワークス
http://mokumuku.jp/
プレイ人数
2〜5人
プレイ時間
5〜15分
価格
2,000円(税抜)
Webサイト
https://mokumuku.theshop.jp/
(通販可)
取扱店
すごろくや 商品一覧(通販可)

著者紹介

永田哲也
株式会社パパスマイル代表。親バカが高じすぎて父親向けWebメディアを始めた人。元々はWebディレクター、博物館・美術館向けデジタル展示コンテンツプロデューサー。都内をはじめ日本各所の博物館に携わった展示があります。

画像について
一部写真はクラウドファンディングMakuakeにて『レターズ』の支援者募集時に使用されていたものをお借りしました。
出展URL:https://www.makuake.com/project/letters/