2018.1.30

ビル街にありながら、ゆったりとした沖縄の空気が流れる「かふう保育園日本橋」(中央区 私立 認可園)

この記事のサマリ

1
都心のオフィス街という立地ながら、園内は沖縄風の温もりに満ちた雰囲気
2
保護者や保育者にとって便利なIT機器を導入し、効率的な運営を実施
3
保育士を大切にする経営方針が、子どもたちの健やかな成長に寄与している

「東京23区の保育園情報」を調査する、パパスマイルの「見たい知りたい 新設保育園レポート」。本シリーズは本や雑誌、インターネットだけでは入手しにくい、現場への取材で得た「正確で具体的な情報」をお伝えする。

第9回は2017年4月に開園した「かふう保育園日本橋」。大変お忙しい中、運営母体である「社会福祉法人 幸福義会(読み:こうふくよしかい)」理事長・園長の仲田竜一(なかだ・りゅういち)様と、主任の山本綾子(やまもと・あやこ)様にお話をうかがった。

周辺環境

同園は清洲橋通りからの脇道の中程に存在する。歩道が非常に広く、また車道との間にはガードレールが設置されている。

施設が面している道路は「一方通行」のため交通量はそれほどない。見通しも良い

アクセス

同園に駐輪場はないが、施設前の歩道は自転車の乗り降りに十分な広さがある。また屋内にベビーカー置き場がある。

ひろびろとした歩道
園内のベビーカー置き場

セキュリティー・耐震性など

入口はオートロック・電子錠となっており、警備会社とも契約を結んでいる。耐震性は最新の基準を満たしている。避難経路も複数確保されている。

オートロック・電子錠のある施設入り口
侵入者を感知する警報装置
園児のいる教室から直接、非常階段へ続く廊下に出られる非常口
窓際に設置された滑り台式の避難用具

施設の特徴

同園はビル内のテナントとして入居しているため外観は無機質なオフィスビルだが、一歩施設内に入ると、沖縄のモチーフを取り入れた暖かく明るい空間が広がっている。また屋内の間仕切りは開閉式となっており、全て収納することで広い空間を確保することもできる。

入り口のデジタルディスプレーでは、その日の保育の様子を撮影した写真を掲載し、保護者に園児たちの様子を伝えている。さらに登園・降園管理はIT機器を利用しており、スムーズに延長保育の料金計算などを行うことができる。

沖縄・首里城の守礼門をモチーフにした壁
廊下も清潔で明るい
間仕切りを収納することで大空間が広がる
保育の様子を伝えるデジタルディスプレー
登園・降園を管理するIT機器

食事内容

国産材料にこだわった給食を出している。また月2〜3回、給食に沖縄料理を取り入れている。具体的にはタコライス(タコスをかけたご飯)、サーターアンダギー(揚げドーナツ)、ジューシー(沖縄の混ぜご飯)、イナムードゥーチー(白味噌の甘い味噌汁)など。特に園児にはタコライスが人気とのこと。また栄養士を中心に食育として、野菜の皮むきや中身の観察、ハロウィンでのかぼちゃ工作などを行なっている。

園内に設けられた調理室
沖縄らしい雰囲気の給食メニュー

保育のスケジュール・行事など

親子が参加する行事として、2017年は6月に運動会、12月にクリスマス会を行った。また3月には園児の成長を振り返る会を行う予定。このほか月ごとのお誕生日会を各クラスで実施した。また七夕には笹の飾り付けを行った。

各クラスは壁で仕切られておらず、自由にレイアウトできる
トイレにはシャワーが設置されている

<一日のスケジュール例>
7時30分:登園・合同保育
8時15分:0〜1歳、2〜3歳に別れて保育
9時00分:クラス保育
9時30分:おやつ(0〜1歳)。その後、近隣の公園にて散歩
11時00分:昼食
12時00分:お昼寝
15時30分:おやつ、自由遊び
16時00分:保護者によるお迎え開始
18時00分:合同保育
18時30分:延長保育開始
19時30分:延長保育終了

運営方針・理念

同園を運営する社会福祉法人 幸福義会の法人理念は「自分を愛し、生きる喜びをともに感じる環境をつくる」というもの。理事長によれば、これはつまり「みんなで幸せになりましょう」という意味であり、大人たちがそういう気持ちでいれば、それを見る子供たちも生きる喜びを感じてくれると思っているとのこと。

また経営者として、同園で働く保育士の先生方が幸せを感じられることが子供たちの幸せにつながると考えているため、そのような環境作りを心がけているという。具体的には上下関係にとらわれず、なんでも言える環境にすること、また経営側は明るいエネルギーを発し、笑顔で接することを大切にしている。これらはすべて、先生方の仕事をやりやすくするために取り組んでいることだそうだ。

また保育園の名前にある「かふう」とは、沖縄の方言で「果報」のこと。「幸せ」や「幸福」という意味があり、この園に来るすべての人が「かふう」になることを願って、つけられている。

園児を見守るシーサー(沖縄でよく見られる家の守り神)
取材を終えて
実際に取材に伺ったところ、とても先生方が気さくで雰囲気も柔らかく、施設全体からなんとも言えない暖かさを感じた。ビルに囲まれた市街地中心部という立地ではあるが、やはり保育園を作るのは「人」であることを痛感させられる。

主要データ

種別
私立 認可保育園
場所
中央区 日本橋富沢町
敷地面積
ビル内テナントのため省略
建物面積
建物2階部分469.26m2(うち保育部分403.61m2
定員
70名
保育士数
16名
運営母体
社会福祉法人 幸福義会

著者紹介

関 和幸

千葉県在住のフリーライター。不動産情報サイト「マイナビ賃貸」、横浜・湘南エリアの街情報サイト「はまれぽ.com」などでコラムを連載中。得意な取材分野は「不動産」「法律」「医療」「農業」など。インタビューによる自分史製作会社「わたしの物語」を主宰している。

わたしの物語
http://my-stories.jp/
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